誰にも渡さないと臆病なわがままで
可愛い手駒たちを箱庭に繋ぎ止めて
溺れる熱の奥にこびりつく初恋の
面影の面影を知らずに追いかけている
言葉で捉えた途端にあざやか響き渡る
愛の欠片があなたを踊らせている
肩にはめられた運命の輪が予定調和のお芝居を繰り返す
命の使い回しで世界は回っている
甘く切ない恋の歌は不幸な過去に売りふたつ
一人きりは嫌だと退屈な安息に
あくびを噛み殺してしがみついているけれど
甘美な口車で固いを売る恋人は
あなたを見ていないこと本当は気付いている
言葉で捉えた途端に鮮やかに色付いた
愛の欠片は砕けたあなたの心
誰かによく似た顔で笑って誰かと同じ色の涙を流す
優しいループの中に世界を閉じ込める
右へ並べの花詰めらは糸で釣られた繰り人形
肩にはめられた運命の輪が予定調和のお芝居を繰り返す
命の使い回しで世界は回っている
甘く切ない恋の歌は空虚な作り物の不幸な過去に売りふたつ