はるのあめがかおる
どこかとおいじかんをゆめみるようにやさしくせかいをみがく
ひらめくちょうのはねかみとけはしるそらをしるしに
はるかゆくみちにあやなすかぞえきれないものがたり
ほしくずちらすかぜによりそいはばたくやみにうかぶひは
だれかがわすれおきざりにした
いつかのゆめのかけら
あおいつきがのぼるうるむひかりをこぼし
わたしのなをよぶようにひとみをいぬく
こがねのかごでまどろみくらすひびにわかれをつげて
かなたさすたびじにゆれるふるさとのしんきろう
かぜさえたどりつけないてんにかがやくぎんのこうみゃくに
ねがいがひとつでもとどくなら
わたしのてにゆうきを
ゆめのふちにひびく
いつかのあなたのことば