Glasswork Lovers

Utane Uta (Defoko) (唄音ウタ / デフォ子)

放課後 僕らが帰った道は
赤い夕日に染まっていて

ふたりだけの時間が
どこか気恥ずかしくて
黙ったままで
歩いていた

ひどく不器用な
あの頃の僕らは
素直に気持ち
言えなかった

言いかけた言葉
飲み込んでしまって
晴れた夕暮れ
見つめていた

気まぐれな四月の
雨に降られて
傘もない僕らは
濡れて帰る

お互いの心に
近づくのが怖くて
静かにふたり
歩いていた

ひどく臆病な
あの頃の僕らは
寄り添うことも
できなかった

伸ばしかけた手を
引っ込めてしまって
冷たい雨に
打たれていた

黙っていた僕らふたり
同じ気持ち抱えていた
だけど傷つくのを恐れて
言葉にできなかった

押さえつけた淡い想い
抑えきれずに砕け散って
割れた破片 胸を刺して
痛みだけ残って

いつか過ぎ去った
思い出の季節は
ガラス細工の
夢のようで

ひどく純真な
あの頃の僕らは
もろくて綺麗な
恋をしていた

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