Dasei to Kamihikouki

Utane Uta (Defoko) (唄音ウタ / デフォ子)

体の穴から氏が滲んでいる
君の夢を見た二十六時の憂鬱

丁寧にはぎとられた皮膚の下、うごめいた
色とりどりの態様

無気質な刃を飲んだエンドルフィン
胸を満たしていく
午後の微笑み

灰色の便箋に祝福をしたためよう
藍色のGペンで贅沢をかどわかそう

朝をすり抜けた紙飛行機が
君に届くまで眠りにつこう
姿形はどこにもないけれど
いつか会えるのを待っているから

窓の外から誰かのお越し声が聞こえる
階裏した四時の伶楽

屠車物を這う雲が目指す暗路
積もる最義心
不死の幻覚

灰色の便箋に愛情をしたためよう
紅色のGペンで狂光を惑わせよう
明くる日も昨晄も塗り潰してしまおう
何色にもなれないなら目を潰っていよう

痛む頭に幸福を流す
君の末路を思い出さないように

遠毒が垂れる部屋に寝転んで蕎麦を食いに帰たら
夜に怯えていた紙飛行機が、鎖果て
そして、消えてしまった
姿形はどこにもないけれど
いつか会えるのを待っているから

四つ角に鎌駄馬の三烈者
残されたただ一人の巨躍漢
羽ばたかない手紙が僕を見て
哀れむように笑ったまま死んだ

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