うたたねのゆめできみがうたうこえをきいていた
すきとおるようなひとみでわらってわたしをみた
きみがさしのべたてにこころひとひらあずけたら
なないろのおとがさいてまほうがはじまる
ふたりでかなでるうたはかさねたきおくのかけら
あのひのおもいももういちどいろをとりもどす
たとえば、わたし一人じゃであえなかっただれかにも
こころをとどけてくれるちいさなまほうつかい
きみによくにたこえのあのこがくれたうたのたね
あのこはいまもどこかでうたえているのかな
きみがさしのべたてになみだひとひらあずけたら
あしたからはきっとまたえがおになれるよ
さいごのひがきえるのをふたりずっとみつめてた
わすれないようにいのるようにきみとつむぐうた
たとえば、わたしのあしじゃたどりつけないどこかにも
ことばをつないでくれるちいさなまほうつかい
やさしいこえもまなざしももしまぼろしだとしても
かけがえのないともだちだとおもっていいよね
いつのひか、わたしたちがたどりつけないみらいまで
きみのまほうにかけられてうたはどこまでもはばたいてゆくよ