たった一枚のガラスを
隔てた先の
別世界を眺めていた
何もない 何もない
今 溶けてゆくよ
どうせなら 肩に流して
新しく作れやしないかな
それでも それでも
また ここにいるんだろう
濡れたグラス 氷の隙間
薄くなったコーヒーをすする
さつらいの歌
あれほど吐き出したかった
言葉も情熱も涙も
あったはずの場所には
もう見当たらなくて
違う誰かのもとにでも
どうしたんだろうか
何がしたかったの
僕はどこに行きたかったの
純白の少年と
物語の続きを描くように
目を閉じてみる
何もない 何もない
ただ自由なんだよ
どうせなら翼でも生えて
飛び回れたりはしないかな
それでも それでも
願ってしまうんだろう
明日はきっと違う味がすると
薄くなったコーヒーをすする
さつらいの歌
明日はきっと違う味がすると
明日はきっと違う味がすると