はじめてすごすこのまちは
いつもよりさむいみたいで
なんだかすこしせつなくなるよ
こがらしまうみちが
むねをしめつける
へんにおちつかないけど
いやじゃないな
にじみはじめたそら
ほほをつたわるゆうがたのかおりはこんでくれる
いとしいかぜぼくをおいこしていく
どこまでゆくの
なにもいわず、ぼくはひとり
ぼくのあきぞらおもいでとせいしゅんに
すこしばかりのふあんをまぜたらできたんだ
なんでこいしくて
あいたくなるんだろう
まだなれてないからかな
このまちに
そでぐちをくすぐるかぜのつめたさ
きみのぬくもりきづかされた
あまえてたんだねといまでもおもう
おもいでともせばきっとこころはこごえない
こうやってさかをくだるあしおと
またすこしずつふゆになってる
なんだかかぜもつめたくなってきたね
ひがおちるゆうぞらかさなるくもと
ちっぽけなへやでいまおもうよ
とおくのこいびとや、かぞく、ともだち
はなれてみたらわかる
ぼくのたいせつなもの