その花は生涯で最も忌々しく邪魔だった──。 (sono hana wa shougai de mottomo imaimashiku jama datta──.) (An Abominably Huge Flower──.)

Otomachi Una (音街ウナ)

境界線にいます
眼前には花が咲いています
花が顔をあげる先には
強烈な生命の在り処がただ光ってます

純白の花は
その光で構造性をして瞬く間に成長して行き
もはや花ではなくまるで塔です
巨大すぎます

The flower are blooming between me and the light
That light is a doorway to awakening
この花は邪魔すぎる

本能が息を吐している
それは悲しいほど懸命に
現実から離れていく
この境界線にそびえるお前の名はバベル

真っ白なバベル
重厚なバベル
涙が出るほど美しいのに
生涯でお前ほど邪魔なものはない

私の感覚は私に対して絶対だと思っていた
それが自発的だろうが能動的だろうが
受動的だろうが私は私の中の王だったはずだ
だけどバベル

お前は私の中に咲いているのに
私の生存本能を否定するのか
目の前を塞ぐな
私は王だぞ

本当は
世界を愛してる
いいえ私は全てを拒絶したいのです
世界を求めてる

違う
違う
なのに光を見つめています
ああ
ああ

本能が夢を終わらせたがっている
それは無様なほど是穏に
現実まであと少し なのに
この境界線にそびえるお前の名はバベル

真っ白なバベル
重厚なバベル
ああ
もうとにかく疲れたい

本能が人を求めている
それは見とれるほど鮮やかに
背中には虚像のベッド
そして眼前にそびえるお前の名はバベル

忌まわしいバベル
消え去ろバベル
涙が出るほど美しいから
私の中の人間が進みたがってました
バベルの向こうで光が呼んでます
知るか

Tracker

All lyrics are property and copyright of their owners. All lyrics provided for educational purposes only.