結い傷な (yui kizuna)

Otomachi Una (音街ウナ)

結ばれたその関係に
微かな日々が見えた
霞がかるその心情で
確かな日々が消えた

信じれば信じるほどに
思いは積もりゆくのに
振り払うような仕草で
思いとあなたが言う

嘘のような本当のような
言葉で離れていくのね
その瞳がこの死のんが
映し出した本心を

ただ一心にあなたの声を
握りしめていたのにね
その一瞬であなたのことが
鋭く冷たく見えたから

張り詰めた糸の先には
あなたの背が佇んで
赤く濁る二人の縁
散れそうに輝んでいる

他の誰にあなたが引かれ
近づこうと動く度に
糸を伝って痛み始める
あなたと結んだ所が

ただ感傷剤を求めていた
振り落とされる着地点に
絆のように見えた彼が裏切りつける
心、傷だ

まだ消えないで残っている
ただ瞬順と痛みの中で

ただ一心にあなたの声を握りしめていたのにね
その一瞬であなたのことが鋭く冷たく見えたから

切れて離れていくのだろう
二度と触れられないほどに
その一生で感じてほしい
滲む私 傷と痛みを

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