潜在表明 (senzai hyoumei)
MyGo!!!!!
地下鉄の窓に急に映る顔がじっとこっちを見る
そのひどく不安げな目をそらすこともできず立ち尽くしていた
耳の奥で後ろ指さす声がこだまする
ああ僕が僕であろうとすればするほど痛い声は大きくなるみたいだ
ねえ、僕はあの時どうすればよかった
わからないわからないままチクチクと時間だけがただ過ぎていく
ため息のようにドアが開くゆらゆらと進む地下通路
歩いても歩いても答えなんか出ない
地上へ出るとうるさいくらいの酸っぱい酸味が僕を責めた
深く深く潜ったままの
僕の声を抱いて歩いた
太陽に炙り出される僕の孤独のかたちが
あとずさりするように影になった
眩しすぎる正しさで僕へと照りつけないで
遮ったこの腕だけが僕を抱く
逃げるように駆け込んだゲームセンター
ドクンドクンモグラを叩く音が響いていた
フリオロサレル旅僕に痛みが走るのはなぜだ
叩かれては沈んでいくどこから顔を出してもうまく慶けられない
その姿はまるで僕だ
ため息に曇って見えなくなっていた場所 そこにうずくまっていたんだ
ああそうだずっと気づけずにいたんだ
僕へと打ち付けられた貧小礼瓶
倒れないようにするのに精一杯で
そのひとつひとつが痛くて怖いのに流せなかった涙のことを
深く深く潜ったままの
僕の声にこの手を伸ばして
僕であろうとすることがどうしてこんなに痛いの
心が壊れてはひび割れてく
そんな胸の奥底から生まれてく言葉たちが
何度だって吐いだして叫ぶ僕のために
辛いって苦しいって込み上げるのに
言えないから言えないまま引きずっている
逃げたいとか泣きたいとかそんな感情に
言葉が追いつくのはいつもよろよろと彷徨った後で
心の中で叫んだって反響するだけ
だけど叫べないことはもっと苦しくて
だから誰にも届かなくても声にするよ
たった一人自分には聞こえるように
僕であろうとするためにこの痛みがあるのなら
見失わないように抱きしめている
誰かが望む色には僕は変われないから
何度だって吐いた声抱えて生きる