Qualia

Memai Siren

なにもいわなければよかった
むきあうだけたがいをすりへらす
そうやってとおくえつきはなしてた

さいせいをねがって
つぎのばしょをさがしては

もとめるほうがみがってと
どちらからさきにてをはなしてく
わかりあいたいなんてわがままを
ゆるせるよちがだれにもない

あたえられるときをまったまま
ひとはいつでもひとりで
きずがいたいとさけんでいるだけ

さしのべたはずのこのてが
あなたをきずつけてしまうなら
じぶんになにかできるなど
おもったことがまちがいなのか

もうておくれだときづいた
そのときにはすでにおそかった
とおざかるかげをみおくる
これがさいごじゃあまりにみじめだ

けだるくながれさっていく
いのちのそのいっしゅんが
にどともどらないものだと
じぶんではきづいているのに

もとめるほうがみがってと
どちらからさきにてをはなしてく
わかりあいたいなんてことばだけ
かすんでみえてしまう
さしだして
きずつけて
ゆるやかにこわれた

こころはきずがいたいとさけんでいるだけ

じぶんはふこうなにんげんだって
だれにもりかいされないだって

そんなのあたりまえだと
かんがえてはみなかったのか

おもうばかりで
うごけないままのまいにちが
いのちをけずりおとす

きょうですらみうしなっているというの


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