なげきさけぶよるにてをあてていたむこえにみみをかたむけ
このむねのおもいはだいちへとながれおよぐ
あかくえぐるこのむねのなかをいたむこえはなきつづけた
ごめんねうんであげなくてきみをわすれない
むらさきいろめをひらいたとおりぬけるまなつのそら
あかやきいろしずむはなびすいめんのそらをいろづけていく
このせかいをいきていけずかがやくこともできないまま
ひかりうかぶてんのほしにたどりつけずおちていく
ひらかれたみらいからてをさしのべられ
ぼくはそのいとしいちいさなてをにぎれなかった
くもりそらのしたをあるくあしおとまであめのにおい
いまふりだすつぎのあめはあまりにもぼくとにてる
さらさらとやさしいおとぼくをぬらし
おもわずこころゆるみなみだあふれた(こぼれた
なげきさけぶよるにてをあてていたむこえにみみをかたむけ
このむねのおもいはだいちへとながれおよぐ
あかくえぐるこのむねのなかをいたむこえはなきつづけた
ごめんねうんであげなくてきみをわすれない
あのひきえたぼくらのいのちきぼうだけをにぎりしめていた
あいされることもだきしめられることもしらないまま
きえたぼくのこのてで
けしたあいされるはずなのに
ごめんねうんであげなくて
ただ(みがってな)「さよなら」を