Matenrou

Make-up

ラジオの予報通りどしゃ降り rainy day
ワイパーの音だけがむなしい two-box-seat
冷えたアスファルトが続く winter road
交す言葉さえも凍りついた

淡いルージュで光った君のその唇が
開きかけては閉じるおじけづいてしまったの

やり場のない気分たちこめる purple haze
たまった吸いがらがあふれそうさ
「どこまで行けばいい? 」こぼした言葉に
耳も傾けず視線は窓の外

午前三時の都会で何が見えるというの
電話じゃ話せないなんて君のセリフじゃなかったの

俺たち二人がその時見たのはフロント・ガラスに浮かんだ 摩天楼

突然とび出して行く君の後ろ姿を
曲り角に消えるまでルーム・ミラーで追いかける

俺たち二人がその時見たのはフロント・ガラスに浮かんだ 摩天楼
俺たち二人の時間の証しは
最初で最後のまぼろし摩天楼


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