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Iino

KIKUNOYU

朝の苦手な僕がほら
あの日くれた光によえたのは
遠くでさ微笑んでいる
魔女の仕業だったりしてさ

幼い足がふらついて
映ったそれは化け物さんで
この声も、顔も、考えることも
普通のそれとは違うはずだって

ああ君の君の君のせい
そう思っていた日もあったけど
僕が僕が僕だけが
僕だけを思っていた

好きだからなんて言えなくても
いいのいいの傍にいられたら
こんなに醜い僕だけど
いいのいいのきっと君の幸せだけを
思い続けられると思うから

朝の苦手な僕がまた
あの空に視線を捉えられたのは
傍にいた君の目が
わからないせいだったりてさ

振り返るはずのなかった
あんな小さな足跡のかたち
それすら気づかせてくれたこと
気づけばありがとう

好きだからなんて言えなくても
いいのいいの傍にいられたら
どこまでも先に飛べるかも
いいのいいのきっと君の幸せこそが
僕の宝だから

昨日と今日と明日明後日
意識が遠くふと疲れて
いつまでもこの風に
揺られていたい揺れたい

ああ

好きだからなんて言えなくても
いいのいいの傍にいられたら
こんなに醜い僕だけど
いいのいいのずっと君の過去も夢も
信じてるから
化け物のような僕の心でも
きっときっと思い続けられると思うから