One

Garnidelia

くもりのないあおいそら
ふかくひろがるうみ
なつかしいおもいでに
そっとてをふって

ずっとむねのおくねむってた
あふれだしたこのおもいよびさまして

ひろいせかいにけされないように
しろいほをたかくたかくあげたら
えがききれないおおきなきぼうを
のせていまはしりだすんだ
たからのちずならこのむねのなかにある

ひかりのないくらいよる
いたむきずかかえ
どしゃぶりのあめのなか
ひえきったこころ

ひとみとじたらうかんでくる
あのひきみとかわしたやくしょくむねに

つよいむかいかぜまけないように
こえがかれるほどおおきくさけんで
たったひとつだいじなたからもの
どこかみうしなわぬように
いまこのてにつよくつよくにぎりしめた

おさないひびずっとおいかけた
かたえはいまもまだみつからない
はてしなくつづいていくせんろで
きっとみつけられるはずだから

どんなにつまづいてもあきらめない
こわがらないでまえだけをむいて
えがききれないおおきなきぼうを
のせていまはしりだすんだ
まよわないよどんなくらいみちでも
あしたのちずならむねのなかにある


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