Ookami Nanka Kowakunai
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むかしむかしもりのおくに
それはそれはりっぱな
おやしきのむすめがおりました
aaa,きょうもたいくつなにちじょう
だってわたしはまるでかごのなかのとり
ままはもりにはわるいまじょやおおかみがいるからそとに
でてはいけないのというの
ことりたちがおしえてくれた
もりのなかのすてきなことを
やさしいこもれびみずのせせらぎ
どうぶつたちとおしゃべりして
なんてすてきこのめでみてみたいわ
おおかみなんかこわくない!
こわいなんてただのおどかしよ
わたしだっていつまでもこどもじゃないのばかにしないで
まんげつのよるけっこうよはじめてのわたしのだいぼうけん
へやのまどからぬけだしていきをはずませもりへとかけてゆく
つきあかりをたよりにのいちごつんでバスケット
いっぱいにしてすすむ
まがれっとのこみちをすぎるころにふとふりむくと
おおかみがたっていた
おおきなひとみでわたしをじっとみつめて
おおきなみみでわたしのこころのこえをきく
おおきなくちでささやくのやさしいこえで
かわいそうなおじょうさんぼくならきみをこどもあつかいしない
そういうとおおかみはやさしく
わたしをだきよせて
ちいさなのどもとに
がぶりとかみついた
おおかみなんかこわくない!こわくない!
こころのなかさけぶ
やぶれたふりるのすそにつぶれちゃったちいさなのいちご
おおきなきばでつらぬかれよごされたドレスをみにまとう
なきながらにげだすけどこぼれたミルクはにどともどらない
まちゆくひとびとの
しせんがかたりかける
おかしたあやまちと
ぬぐえないかこ
おおかみなんかこわくない!
ほんとうにこわかったものは
なにも知らないくせにせのびしようとしたばかなわたし
おおかみなんかこわくない!
こわかったはずなのにわたしは
きれいすぎたへやのくうきにしらぬまにどくされてたの
こんなよごれたようふくじゃもうにどとうちにはかえれない
もりのおくへとすすむうちにわたしも
おおかみになっちゃった!
あおいとりにかけたじょうを
あおいとりはみずからこわし
こうきしんというもうどくに
くいころされてしまいました
たいせつなものをまもることと
うしなうのおそれることは
とてもよくにているようで
まったくちがうものなのです
おおかみなんかこわくない!
おおかみなんかこわくない!
おおかみなんかこわくない!
おおかみなんかこわくない!
おおかみなんかこわくない!