このばしょにはなにもない
きみのかんそくさえ
いつのまにかめばえた
かなしみをのこして
かぜのいろもみどりのでも
あたしはつたえない
きみがそこにいることは
わかってるのに
やさしいこえで
あたしをよんで
ガラスのむこうで
ほほえんで
にほさきからながめた
ゆめにまどろむかお
さんぽさきがふめない
もどかしさをにくんだ
わずかにさすひかりも
あたしはつかめない
せいじゃくをひきさくように
あたしはうたう
やさしいこえで
あたしをよんで
とまったかこに
ときがくるう
すべてをすてて
こっちをむいて
あかるいばしょで
うたわせて
やさしいこえで
あたしをよんで
ガラスのむこうで
ほほえんで
ほほえんで
うくえんで