ゆきあかりほのかに
つきのかげをてたす
はなびらがあざやかに
あかくいろづく
まいおちるしずくが
みなもゆらしきえる
おとのないぬくもりが
ふたりをつつんで
あかりともるこみち
ふたりあるいてたね
ねえくちずさむうたが
まちにまぎれてゆれて
さかにつづくいしだたみ
こごえるすあしで
どこまでもゆけるとしんじていたよ
とらわれてたかごのことりが
はばたくときはくるのでしょうか
あなたのなみだうけとめられるなら
もうこのままでもかまわないから
やみにうかぶほたるが
ほのおのようにゆらめく
きりとちるひとときを
まぶたにのこして
かげがうつるまどべふたりわらってたね
ねえみだれたかみがかぜにながれてゆれて
かたよせあいあたためるじかんを
いつまでもいっしょにすごしていたい
こころとざしたかこのあなたを
すくえるときはくるのでしょうか
あなたのいたみわけあえるなら
もうこのままでもこわくないから
とらわれてたかごのことりが
ゆめみるときはくるのでしょうか
あなたのなみだうけとめられるなら
もうこのままでもまよわない