だれもいない みどりのなかにいて
かぜにゆれる なみをみれば
あなたのこえ みなもをつたい
なんどもわたしにといかける
とまどいをけつかずに
おもいさえしらせずにいた
[かがやかしいひびをなぜあのときおわらせたのか]と
わたしはまたきぎにまぎれて
ことばをさがしている
とまどいをけつかずに
おもいさえしらせずにいた
がらすのようなこめんにうつるわたしを
やさしいあめがみにくくゆがんめる
もうくりかえせないとおいひがいまもなやましわたしを
とまどいをけつかずに
おもいさえしらせずにいた
がらすのようなこめんにうつるわたしを
やさしいあめがみにくくゆがんめる
かすかにきこえていたらいめいりがもうそこまで
こたえのだせないわたしはただおびえてばかり