こはならむ
こころなし
ねぇ、もしもすべてなげすてられたら
えみっていきることがらくになるの
またむねがいたくなるから
もうなにもいわないでよ
ねぇ、もしもすべてわすれられたなら
なかないでいきることもらくになるの
でもそんなことできないから
もうなにもみせないでよ
きみにどれだけちかづいても
ぼくのしんぞうはひとつだけ
ひどいよひどいよ、もういっそぼくのからだを
こわしてひきしてすきなようにしてよ
さけんでももがいてまぶたをはらしても
まだきみはぼくのことをだきしめてはなさない
もういいよ
ねぇ、もしもぼくのねがいがかなうなら
きみとおなじものがほしいんだ
でもぼくにはそんざいしないから
じゃせめてここにきてよ
きみにどれだけあいされても
ぼくのしんぞうはひとつだけ
やめてよやめてよ、やさしくしないでよ
どうしてもぼくにはりかいができないよ
いたいよいたいよ、ことばでおしえてよ
こんなのしらないよ
ひとりにしないで
ひどいよひどいよ、もういっそぼくのからだを
こわしてひきさいてすきなようにしてよ
さけんでもかいてまぶたをはらしても
まだきみはぼくのことをだきしめてはなさない
もういいよ
ねぇ、もしもぼくにこころがあるなら
どうやってそれをみつければいいの
すこしほほえんできみがいう
それはね、ここにあるよ