晴れと褻 (hare to ke)

Kaida Haru

芽吹く花の色 土の匂い
誰もが等しく覚えてる
記憶を便りに
喜びと悲しみの境目に
名前のない日があってさ
ひとつずつ熟してきた

風が種を運び
遥かを目指した歌
共に水をやって
次第に色づいていた
あなたと共に育てた花だ

ハレとケを繰り返して
過ぎゆく季節の瞬きと
晴れ渡る群青
どんな感情さえ
与えられしものならば
あなたとひとつずつ知りたい

流れた汗 せせらぐ川の音に
幼き瞳が映すのは混じり気のない青
時が過ぎて背丈が変わっても
覚えた言葉の意味を
ひとつずつ確かめていたい
あなたがいるから私は歌い
歌声は遠く彼方を目指す
番の愛で産まれたこの命を
繋いでいこう、一緒に。

今も憶えてるよ
静寂に咲く記憶の花
こだまする産声

ハレとケを繰り返して
あなたと過ごした祝祭に
盃を交わそう
どんな感情さえ
与えられしものならば
あなたとひとつずつ知りたい
私は、あなたを知りたい。

ハレとケの往来
祝う気持ちは分かち合うもの
いつも近くにいて
見守っていて、歳をとっても。
やすらぎをあなたに
願うことしかできないけれど
いつか巡り会える
産まれたままの素直な愛に
あなたを想う、今日が誇らしい。


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